佐賀・唐津沖の7離島にヘリポート完成 玄海原発避難にも活用

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搭乗訓練を終え、加唐島の新設ヘリポートに着陸した県防災ヘリ「かちどき」から降りて、跳びはねる児童ら=佐賀県唐津市で2022年5月11日午前11時半、峰下喜之撮影
搭乗訓練を終え、加唐島の新設ヘリポートに着陸した県防災ヘリ「かちどき」から降りて、跳びはねる児童ら=佐賀県唐津市で2022年5月11日午前11時半、峰下喜之撮影

 佐賀県唐津市沖に七つある有人離島全てにヘリポートが完成したとして、市は11日、加唐島で記念式典を開いた。7島とも九州電力玄海原子力発電所(玄海町)から30キロ圏内の緊急防護措置区域(UPZ)に入り、災害発生時の避難や救急搬送などに活用される。

 7島には3月末現在で計約1280人が暮らしている。避難計画では、国の指示に基づき港から県市が確保した船舶で本土に移動する。ただ「悪天候により船舶による避難が困難な場合や、無理に避難すると健康リスクが高まる住民は放射線防護対策施設に屋内待避」とされ、海路以外の「避難行動の複線化」(峰達郎市長)が課題となっていた。

 7島各1カ所のヘリポートは国の原子力災害時避難円滑化モデル実証事業の採択を受け、新設された。申請した県を通して市に交付された国補助金を主財源に、総事業費は約2億1158万円。漁港用の市有地を転用するなどして、2021年3~11月に馬渡島、向島、松島、加唐島、21年8月~22年4月に小川島、神集島、高島の工事を終えた。

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