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ロシア軍がウクライナに侵攻。米欧や日本は対露制裁を決めるなど対立が先鋭化しています。

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ロシア極超音速兵器「ゲームチェンジャーの効果ない」米軍トップ

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下院歳出委員会小委員会の公聴会で証言するミリー統合参謀本部議長=ワシントンで2022年5月11日、AP 拡大
下院歳出委員会小委員会の公聴会で証言するミリー統合参謀本部議長=ワシントンで2022年5月11日、AP

 米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は11日、下院歳出委員会小委員会の公聴会で、ロシアがウクライナ侵攻で使用している極超音速兵器は「(戦況を変えるような)ゲームチェンジャーの効果はない」と述べた。国防総省高官は10日、ロシアがこれまでに10~12発程度の同兵器を発射していると明かしていた。

 ミリー氏は、ロシアの極超音速兵器の発射について「私が知る限り、実戦で使用されたのは初めてだ」と述べた。極超音速ミサイルはマッハ5(音速の5倍)以上の速さで飛行するうえ、変則的な軌道をとり、迎撃が困難とされる。

 ミリー氏はロシアの攻撃を分析したとし「速度以外に重要さはみられない」と述べた。公聴会に同席したオースティン国防長官もミリー氏に同意し、「ロシアは数週間前から極超音速兵器を使用しており、何かしら特定の効果を狙っている」としたが、詳細は明らかにしなかった。

 米国はロシアの侵攻に備え北大西洋条約機構(NATO)東側の防衛態勢を強化している。オースティン氏は公聴会で、NATOは全体で190万の兵力を有し、最新兵器を装備しているため「プーチン氏は本音ではNATOを相手にしたくないはずだ」と分析した。ロシアとNATOが軍事衝突すれば「あっという間に誰も見たくない形で事態がエスカレートする」と述べた。【ワシントン鈴木一生】

【ウクライナ侵攻】

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