高校生「私の推し本」書店にコーナー 「手に取りたくなる」ポップも

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紀伊国屋書店川西店に設けられた高校生の推薦新書のコーナーを紹介する(左から)須川葵さん、山内美来さん、山際祐里奈さん、井上魁さん=兵庫県川西市栄町で2022年4月30日午後1時35分、土居和弘撮影
紀伊国屋書店川西店に設けられた高校生の推薦新書のコーナーを紹介する(左から)須川葵さん、山内美来さん、山際祐里奈さん、井上魁さん=兵庫県川西市栄町で2022年4月30日午後1時35分、土居和弘撮影

 「私の推しは、この本」――。兵庫県立川西北陵高校の生徒が推薦する新書などの書籍が並ぶコーナーが、地元の紀伊国屋書店川西店(川西市栄町)に設けられ、好評だ。生徒たちが推しの理由を書いた手作りのポップ広告を、本とともに展示。インターネットによる購入が広がる中、「本の魅力とともに書店で手に取って選ぶ楽しさも伝えたい」。そんな願いが込められている。

 コーナーで紹介する新書などは33冊。テーマは脱走兵、地球温暖化、花粉症、Jポップとダンス、羽生結弦選手――などさまざまだが、スマートフォンや友人関係、承認欲求といった生徒には身近なものを取り上げた本が多い。生徒35人が作ったポップ広告が添えられ、本の魅力をイラストなども交えて紹介。「私はスマホの使用時間が約3時間も減りました」(新潮新書「スマホ脳」)、「生きていくための処方箋」(ちくまプリマー新…

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