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第78期本因坊戦

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解説陣も悲鳴 「歴史に残る」本因坊戦第1局を羽根九段が総括

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第77期本因坊戦第1局 ネット番組で解説をする羽根直樹九段=金沢市の金渓閣で2022年5月11日、三村政司撮影
第77期本因坊戦第1局 ネット番組で解説をする羽根直樹九段=金沢市の金渓閣で2022年5月11日、三村政司撮影

 10、11の両日、金沢市の金渓閣で打たれた第77期本因坊決定戦七番勝負の第1局(毎日新聞社・日本棋院・関西棋院主催、大和証券グループ協賛、ダイトクコーポレーション協力)は、本因坊文裕(32)=井山裕太九段=が挑戦者の一力遼棋聖(24)に357手で黒番半目勝ちし、11連覇に向けて好スタートを切った。対局は18時間以上に及び、終局時間は11日午後9時34分。357手は本因坊戦史上最長手数で、一時は控室の解説陣からも「どちらが優勢か分からない」と悲鳴が上がるほどの大激戦となった。立会を務めた羽根直樹九段(45)=本因坊2期=は「どちらが勝ってもおかしくない大熱戦で、歴史に残る一局となりました」と振り返る。

 本因坊のほか、名人、王座、碁聖の4冠を保持する文裕と、序列1位の棋聖を持つ一力との「頂上決戦」は10日午前9時、文裕の先番(黒番)で始まった。序盤、下辺での競り合いとなり、午後に入って中央に戦いの場を移す。羽根九段は「1日目ははっきりと一力さんの方がよかったですね」と話す。

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【第78期本因坊戦】

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