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サッカーのスコットランドの名門セルティックでプレーするFW古橋亨梧選手の連載コラム。海外で成長を続けるストライカーが自分の言葉を紡ぎます。
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サッカーの日本代表FWで、今季52回目の優勝を決めたスコットランドの名門・セルティックでプレーする古橋亨梧(きょうご)選手の連載コラム。3回目はプロ入り後の進化をつづります。アンドレス・イニエスタ選手ら、奇跡的な出会いがありました。
憧れの人から「自分を信じて」
大学卒業後、1年半過ごしたJ2岐阜から2018年夏にJ1神戸へ移籍しました。ちょうど、神戸にアンドレス・イニエスタ選手が加入したタイミングでした。
「え、夢か?」。これが最初の感想です。神戸のクラブハウスに行くと、ずっと憧れてきた選手が目の前にいるんです。「本当に日本にいるんだ」と驚きと同時に、自分は「すごいチームに来たな」と緊張よりもワクワクしたことを思い出します。
岐阜への入団は、大学4年の冬とギリギリで決まりました。プロとしてこの先どうなるのかという不安もありつつ、拾っていただいた身なので「とにかくやらないと!」。がむしゃらでした。
1年目は結果が出ず、僕のミスで失点したり、勝てる試合を落としたりすることがたくさんあった。それでも当時監督の大木武さんが「お前は…
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