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東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く双葉町の「特定復興再生拠点区域」(復興拠点)外の帰還困難区域の除染について、政府は12日、2023年度に範囲を検討し、24年度に開始するスケジュールを示した。復興拠点外の避難指示解除に向けた具体的な年度が示されるのは初めて。【柿沼秀行】
全域実施求める声も
この日、町などが町内の産業交流センターで開いた住民説明会で明らかにした。復興拠点外の避難指示解除について政府は「20年代をかけて、帰還意向のある住民が帰還できるよう取り組みを進める」との方針を示し、意向確認→除染→避難指示解除のサイクルを複数回行うと想定している。
説明会には町民34人が出席し、内閣府の担当者が解除に向けたプロセスを説明した。夏ごろをめどに1回目の住民の帰還の意向調査を実施し、23年度に除染の範囲を検討、準備を始め、24年度に除染を開始し、除染終了後に避難指示を解除する計画だとした。
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