新旧技法で守る大鳥居 厳島神社・大改修 海中食害対策に若手奮闘 廿日市 /広島

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大鳥居を支える主柱で矧ぎ木の作業をする大前佑司さん=広島県廿日市市の宮島で、共同
大鳥居を支える主柱で矧ぎ木の作業をする大前佑司さん=広島県廿日市市の宮島で、共同

 廿日市市・宮島の世界遺産厳島神社で、約70年ぶりとなる大鳥居の大規模な改修工事が進んでいる。海の上に立つため、陸上の建築物にはない特有の損傷も。伝統的な技法に加え、現代的な手法も駆使する宮大工の修理現場に同行した。

 社殿近くの砂浜から延びる約90メートルの仮設桟橋を渡り、大鳥居に着いた。周囲には足場が設置され、全体がネットで覆われている。案内してくれた神社の原島誠技師(64)は「ここまで大掛かりになるとは思っていなかった」と苦笑した。

 現在の大鳥居は1875(明治8)年に建てられた9代目で、高さ約16メートル。国の重要文化財に指定され、これまでも修理を繰り返してきた。今回の工事は2019年6月に始まり、22年中に終わる見通し。耐震補強のほか、屋根のふき替えや塗装など工程は多岐にわたる。

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