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ロシア軍がウクライナに侵攻。米欧や日本は対露制裁を決めるなど対立が先鋭化しています。

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ウクライナ侵攻が転換点 北欧中立2カ国、対露防衛でNATO申請へ

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軍事支援を表明したジョンソン英首相(左)と握手するフィンランドのニーニスト大統領=ヘルシンキで2022年5月11日、ロイター
軍事支援を表明したジョンソン英首相(左)と握手するフィンランドのニーニスト大統領=ヘルシンキで2022年5月11日、ロイター

 西欧とロシアの間で伝統的に中立政策を維持してきた北欧のフィンランドとスウェーデンが、米欧の軍事同盟である北大西洋条約機構(NATO)への加盟を近く申請する見通しとなった。ロシアによるウクライナ侵攻を受け、第二次大戦後の欧州の安全保障秩序が大きな転換点を迎えた形だが、ロシアの反発は強く、さらに緊張が高まる恐れもある。

世論後押し、中立政策放棄には懸念の声

 「NATO加盟でフィンランドの安全保障は強化される」。フィンランドのニーニスト大統領とマリン首相は12日、加盟への決意を示す共同声明を発表した。スウェーデンも来週には加盟申請書を提出する方針と伝えられた。

 約1300キロにわたりロシアと国境を接するフィンランドは、帝政ロシアによる統治を経て1917年に独立。第二次大戦中にソ連の侵攻を受け、国土の約1割を割譲した歴史がある。戦後は東西両陣営の間で中立を維持し、48年にソ連と友好協力相互援助条約を結ぶ一方、95年には欧州連合(EU)に加盟するなど、東西のどちらにも偏らない独自の外交を進めてきた。

 スウェーデンも同様に中立政策を維持し、アンデション首相は昨年11月、「NATOには加盟しない」…

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【ウクライナ侵攻】

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