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知床観光船事故

2022年4月23日、知床半島沖で観光船が沈没。乗客乗員計26人のうち14人が死亡、12人が行方不明に。

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国交省、船の通信手段「検査機関との情報共有課題」 知床観光船事故

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アマチュア無線使用状況の調査のために知床遊覧船所有の観光船「KAZU Ⅲ(カズスリー)」の船内を調べる総務省北海道総合通信局の職員ら=北海道斜里町で2022年5月12日午後6時7分、貝塚太一撮影
アマチュア無線使用状況の調査のために知床遊覧船所有の観光船「KAZU Ⅲ(カズスリー)」の船内を調べる総務省北海道総合通信局の職員ら=北海道斜里町で2022年5月12日午後6時7分、貝塚太一撮影

 北海道・知床半島沖で沈没した観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」を巡っては、事故3日前の4月20日に行われた船舶検査で、航路の大半が通信エリア外の携帯電話を通信手段とすることを検査機関が容認していた。一方で、国土交通省は2021年10月の抜き打ち調査の際に、携帯電話の会社によっては航路で通じないことを認識していた。国交省の担当者は「検査機関が認識できなかった。(国交省と検査機関は)組織も違うので、情報共有は検討課題」と釈明している。

 カズワンは事故3日前、法定の船舶検査を受けた。国の代行機関として検査を担当したのは「日本小型船舶検査機構」(JCI)で、検査の際に豊田徳幸船長=行方不明=が通信手段を衛星電話から携帯電話に変更したいと申し出た。申し出た携帯電話の会社だと航路の大半で通信できないものの、船長が海上でも通じると話したことなどから、担当者は申し出を認めた。

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【知床観光船事故】

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