ひきこもり問題 経験者の社会学者が著書 その人の幸せと居場所を 生きづらさ生む「規範意識」をほどく

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「ひきこもり」を研究する社会学者の伊藤康貴さん=神戸市中央区で2022年4月25日午後0時19分、反橋希美撮影
「ひきこもり」を研究する社会学者の伊藤康貴さん=神戸市中央区で2022年4月25日午後0時19分、反橋希美撮影

 人の目が気になって、宅配便を受け取る時ですらサインする手が震えた。高校を中退後、「ひきこもり」を経験した社会学者の伊藤康貴さん(37)が、自分史を切り口にひきこもり問題を考える著書を出した。今なお「生きづらさは完全には消えない」という伊藤さん。つらい日々には、「手本」の生き方に近づけない劣等感があったという。

 <その棺(ひつぎ)の中には父がいた。祖母の肩越しに見える父は色とりどりの花につつまれていた>

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