- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

2001年の米同時多発テロで、息子を亡くした目黒区の住山一貞さん(84)が米国の公式報告書を中心に各種資料を読み込んで考察した解説書「9/11の真実を求めて」を刊行した。昨秋に出版した報告書の全訳に続くものだ。息子を含む3000人近い民間人がなぜ殺されなければならなかったのか。問い続けた世界平和への願いが込められている。【青島顕】
「テロリストの論理を知りたかったのです」。今月4日に台東区の書店で開かれた刊行イベントで、住山さんは静かに語った。約1時間半、遺族としての思いは抑え、執筆の動機と事件の背景を説いた。
この記事は有料記事です。
残り931文字(全文1190文字)