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沖縄復帰50年

2022年5月15日、沖縄は本土に復帰して50年を迎えました。何が変わり、何が変わっていないのか。沖縄の歩みと「今」を伝えます。

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辺野古移設に反対 式典会場周辺で 大学院生ハンストも 沖縄

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 沖縄は15日、日本復帰から半世紀となった。50年前と同じように雨が降る中迎えた節目の日、人々は何を思ったのか。沖縄の一日を追った。

     ◇

 午後1時半、曇り空の沖縄コンベンションセンター(沖縄県宜野湾市)に黒塗りの車列が姿を見せた。「岸田は帰れ!」。復帰50年の記念式典会場近くに集まっていた群衆から声が上がる。「辺野古新基地 直ちに中止せよ!」の横断幕や「違法工事止めろ」のプラカードが並び、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の辺野古(同県名護市)移設を反対する市民が集まっているようだ。にらみ合う警官隊の背には「熊本県警察」。首相来県に備えて県外からも警備の人手をかき集めたとみられる。

 式典開式の午後2時が近づき、復帰運動で盛んに歌われた「沖縄を返せ」のメロディーが流れる。「新基地 民意はNO」のプラカードを持っていた女性(73)=那覇市=は「復帰した50年前はまだ期待があったが、今は自衛隊配備も進み状況はより悪くなっている」と憤った。

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【沖縄復帰50年】

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