眼科医が無断で手術動画をメーカーに提供 10人以上、謝礼受け取る

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写真はイメージ=ゲッティ
写真はイメージ=ゲッティ

 全国の総合病院などに勤務する複数の眼科医が、白内障の手術動画を患者や勤務先の許可を得ないまま外部の医療機器メーカーに提供し、謝礼を受け取っていたことが16日、病院や業界団体への取材で分かった。医療機関は個人情報保護法に基づき、患者の特定につながる恐れがある情報は適切に管理することを求められている。

 手術動画は、米国の医療機器メーカーの日本法人「スター・ジャパン」(千葉県浦安市)と各医師が提供契約を結んでいた。同社製造の眼内レンズを使用した手術を撮影したもので、関係者によると、提供で現金を受け取った医師は10人以上に上り、謝礼の合計金額は1人当たり数万円から100万円ほどという。

 業界団体の医療機器業公正取引協議会によると、学会での紹介や医師への説明に使うためメーカーが動画の提供を受け謝礼を支払うことは問題ないが、今回は動画の活用がなかったケースがあるとの情報もある。協議会は、一部医師への謝礼は自社製品の販売促進目的だった可能性があり、景品表示法に基づく自主規制に反していないか調査を始めた。

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