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ウクライナ侵攻

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ウクライナ抵抗の象徴 マリウポリ「陥落」 戦況への影響わずかか

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高橋杉雄・防衛研究所防衛政策研究室長=和田浩明撮影
高橋杉雄・防衛研究所防衛政策研究室長=和田浩明撮影

高橋杉雄・防衛研究所防衛政策研究室長に聞く

 ロシア軍に包囲されたウクライナ南東部の都市マリウポリで、アゾフスターリ製鉄所に立てこもっていた戦闘員らに退避命令が出された。マリウポリは陥落したと言えるのか。戦況に与える影響は。防衛研究所の高橋杉雄・防衛政策研究室長に聞いた。【聞き手・五十嵐朋子】

――マリウポリは陥落したのでしょうか。

 ◆はっきりしているのは「組織的な抵抗が終わった」ということだけだが、広い意味でマリウポリは陥落したと言っていいだろう。

――製鉄所ではウクライナ政府傘下の戦闘部隊「アゾフ大隊」の戦闘員らが立てこもって抵抗してきました。

 ◆アゾフ大隊などによる製鉄所での悲惨な籠城(ろうじょう)戦は、単なる意地からではない。ウクライナ軍の目的は、製鉄所に露軍を引きつけておき、東部ドネツク州北部の激戦地に向けられる戦力をそぐことだった。実際にウクライナ軍はハリコフを奪還した。マリウポリで抵抗を続ける戦略的な意味は小さくなった。

 今のタ…

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【ウクライナ侵攻】

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