労働運動を次世代に オルグ養成プロジェクト、20日に設立総会

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プロジェクトの発足について語る、呼びかけ人のジャーナリスト・松元ちえさん(左)ら=東京都千代田区の厚生労働省で2022年5月11日、東海林智撮影
プロジェクトの発足について語る、呼びかけ人のジャーナリスト・松元ちえさん(左)ら=東京都千代田区の厚生労働省で2022年5月11日、東海林智撮影

 労働運動や社会運動を組織する若い世代のオルガナイザー(オルグ)を養成する取り組み「次世代オルガナイザープロジェクト」の設立総会が、20日午後6時半、千代田区神田駿河台の連合会館で開かれる。停滞する運動の活性化を目指す。

 呼びかけた労働組合や弁護士、ジャーナリストらが11日に都内で記者会見した。労組でオルグを務める神部紅(じんぶあかい)さんは「労組のオルグは高齢化が進み、時代を担う若手も育っていない。このままでは労働運動や社会運動は先細りし消滅する」と問題意識を語った。

 日本の労組組織率は、1970年代には30%台半ばだったが、2021年は16・9%と半分程度まで低下している。労組の交渉力が低下し、日本の賃金が上がらない理由の一つだともされる。さらに、非正規労働者が増加しているが、労組に組織することが十分にできていない。

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