若者たちが伝えたかった沖縄 映画「パイナップル・ツアーズ」再見
毎日新聞
2022/5/19 11:00(最終更新 5/27 21:28)
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沖縄を語るのに沖縄戦や米軍基地問題は欠かせない。だが、それだけではない。30年前、「本当の自分たちの生活や文化を見せよう」と沖縄で暮らす3人の若者が「県産品娯楽映画」と銘打った作品を製作し、県内外で反響を呼んだ。その映画「パイナップル・ツアーズ」のデジタルリマスター版の上映が、本土復帰50年を機に全国各地で始まった。30年前の若者たちが伝えたかった沖縄とは――。【油井雅和】
「パイナップル・ツアーズ」の舞台は、米軍の不発弾が今も地中に残る架空の離島。観光開発に揺れる島で、沖縄独自の風習にもカメラを向けながら、沖縄らしいおおらかさと笑いが盛り込まれたドタバタ喜劇だ。監督は、琉球大学映画研究会出身の真喜屋力(まきや・つとむ)、中江裕司(なかえ・ゆうじ)、當間早志(とうま・はやし)の3氏。3話のオムニバス形式で物語をつなぎ、全体としても一つの映画として楽しめる。
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