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知床観光船事故

2022年4月23日、知床半島沖で観光船が沈没。乗客乗員計26人のうち14人が死亡、12人が行方不明に。

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56年前の漁船遭難、重なる記憶 知床・慰霊碑管理する漁師、海難事故根絶願う /北海道

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北海道斜里町・ウトロ漁港に近い海岸沿いに立つ漁船遭難事故の慰霊碑
北海道斜里町・ウトロ漁港に近い海岸沿いに立つ漁船遭難事故の慰霊碑

 知床半島沖で観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が沈没した事故。地元の漁師、岩波元吉さん(70)は、1966年に同じ海で死者と行方不明者が20人以上に上った漁船遭難事故の記憶と重なるという。当時の犠牲者をしのぶ慰霊碑の管理を30年以上続ける中で再び起きた事故。「海はいつ何が起こるか分からない」と複雑な気持ちを抱える。

 66年の事故で遭難したのは函館市と青森県の漁船の計2隻。慰霊碑は、函館の「第10永宝丸」の乗組員をしのぶ遺族が斜里町・ウトロの港に近い海岸沿いに建立した。30年ほど前に亡くなった父親の真さんの後を受け継いで手入れに当たっている。「海で働く者として、同じような事故が起きないように……」との思いを込め、慰霊碑を磨いて周囲の草を刈る。盆や正月、事故が起きた10月28日に毎年、花やビールなどを供える。

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【知床観光船事故】

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