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一家のルーツに特別の思い
ブラジルの故郷には沖縄の文化がいっぱいあった――。伊勢崎市で弁当とハンバーガーの店「KMT」を経営する日系ブラジル人2世のキシモト・トシコさん(67)は、そう話す。キシモトさんのルーツは、本土復帰50年を迎えた沖縄にある。ブラジルの故郷、サンパウロ市ビラ・カロン区には沖縄コミュニティーがあり、沖縄文化が受け継がれていた。キシモトさんは「おじいさんは三線(さんしん)の先生。家ではウチナーグチ(沖縄言葉)を話し、沖縄そばもあった」と振り返る。【庄司哲也】
ハンバーガーの販売が始まる夕方になると、KMTには続々と客が訪れ、店内ではポルトガル語が飛び交う。1999年に来日したキシモトさんは伊勢崎市内外で働き、2016年に店を開いた。祖父のコバシカワ・カマスケさんは、沖縄本島南部・西原町出身で、1934年に生活の糧を得ようとブラジルに移住した。キシモトさんの父コバシカワ・ノリヨシさんは、当時6歳だったという。
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