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ウクライナ侵攻

ロシア軍がウクライナに侵攻。米欧や日本は対露制裁を決めるなど対立が先鋭化しています。

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消えたロシア材 ウクライナ侵攻で「ウッドショック」が再燃

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伐採された人工林の杉=秋田県湯沢市で2020年6月5日、古川修司撮影
伐採された人工林の杉=秋田県湯沢市で2020年6月5日、古川修司撮影

 最近、木材価格が高騰している。ロシアによるウクライナ侵攻をきっかけに、森林大国ロシアの木材が姿を消したためだ。なぜロシア材はなくなったのか。それは、日本にどのような影響を及ぼすのだろうか。

追い詰められる住宅業界

 「ロシア材の入荷が見込めなくなることで、(木材調達は)これから厳しくなっていく。調達先を多様化しているが、(住宅の)価格に転嫁していかざるを得ない」。住宅メーカー大手・住友不動産の尾台賀幸副社長は5月12日、2022年3月期決算の記者会見で厳しい表情を浮かべた。

 寒冷地で育ったロシア産の木材は木目が詰まっていて強度が高く、屋根などに使われる垂木や、薄い板(単板)を重ねて貼り合わせた合板の表面板などとして重用される。住宅向け木材を販売するウッドリンク(富山県)によると、ロシア材を使った合板は住宅の壁や床の下地として多く使用されている。

 新型コロナウイルス禍に伴う物流網の混乱や景気回復による需要増を背景に、21年に世界的に木材需給が逼迫(ひっぱく)し、価格が高騰する「ウッドショック」が起きた。そこに急激な円安やアルミなど…

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【ウクライナ侵攻】

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