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第80期名人戦

渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が挑戦する第80期名人戦を特集します。棋譜中継は「棋譜・対局結果」からご覧いただけます。

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最初の師匠・升田や大山の揮毫に桐山九段しみじみ 名人戦会場の山水園

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過去に山水園で開催された王将戦、名人戦で使われた将棋盤に残された大山康晴名人、升田幸三・実力制第四代名人らの署名を眺める立会の桐山清澄九段=山口市の山水園で2022年5月19日、徳野仁子撮影
過去に山水園で開催された王将戦、名人戦で使われた将棋盤に残された大山康晴名人、升田幸三・実力制第四代名人らの署名を眺める立会の桐山清澄九段=山口市の山水園で2022年5月19日、徳野仁子撮影

 山口市の湯田温泉「山水園」で19日に始まった第80期名人戦七番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第4局。国の登録有形文化財の旅館には1958年1月に指された第7期王将戦第2局と、67年5月に指された第26期名人戦第5局で使われた将棋盤が保管されている。

 将棋盤の裏には対局者の揮毫(きごう)があり、王将戦は「名人 王将 九段 升田幸三」と「前名人 大山康晴」。九段とはタイトルの「九段戦」(現在の竜王戦)のことで、升田幸三・実力制第四代名人が当時、三つしかなかったタイトルを独占していたことを表している。名人戦の方は「名人 大山康晴」と「八段 二上達也」の揮毫が見える。

 今回の立会の桐山清澄九段(74)は小学3年の夏休み、奈良県の自宅近くに避暑に来ていた升田の指導対局を受け、4年生になると上京して升田の内弟子になった。しかし、思わぬ敵がいた。学校での「東京弁」だ。同級生としゃべっても言葉が分からず、夜、毎日のように母親に長距離電話をした。「こんなに意気地のないことでは、プロの世界でやっていくのは無理だろう」と、升田に見切りをつけられた。だが、大棋士への弟子入りは…

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【第80期名人戦】

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