森林の境界明確化にデジタル技術を 富山のシステム開発者呼びかけ

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「森林境界明確化支援システムを活用してほしい」と話す小林裕之さん=富山県立山町で2022年4月8日午前11時23分、萱原健一撮影
「森林境界明確化支援システムを活用してほしい」と話す小林裕之さん=富山県立山町で2022年4月8日午前11時23分、萱原健一撮影

 富山県森林研究所(立山町)の研究員、小林裕之さん(62)が約10年前に開発した「森林境界明確化支援システム」の活用を呼びかけている。林業や森林保全を進める上で不可欠な所有境界の明確化をデジタル技術を用いて支援する提案だ。近年、所有者の高齢化や世代交代で境界の不明確化が進行。2019年には所有者に適切な森林管理を促す国の「森林経営管理制度」が始まり、境界明確化の必要性が高まっている。

 地権者が分からず、事実上放置されている「所有者不明土地」問題。特に山林は面倒だ。農地や宅地と違い境界が曖昧な上、相続者が資産価値の低い山林を何年も放置することがあるからだ。木を一本切るにも所有者が分からなければ作業は進まない。境界明確化は「一丁目一番地の課題」と小林さんは言う。

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