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ウクライナ侵攻

ロシア軍がウクライナに侵攻。米欧や日本は対露制裁を決めるなど対立が先鋭化しています。

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G20財務相会議が示した希望 外交努力で対露圧力強化=大久保渉(北米総局)

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議長国インドネシアのスリ・ムルヤニ・インドラワティ財務相(スクリーン)の進行で行われたG20財務相・中央銀行総裁会議=米ワシントンで4月20日(インドネシアメディアセンター提供)
議長国インドネシアのスリ・ムルヤニ・インドラワティ財務相(スクリーン)の進行で行われたG20財務相・中央銀行総裁会議=米ワシントンで4月20日(インドネシアメディアセンター提供)

 3月下旬に経済担当として米ワシントンに赴任し、4月20日に現地で開かれた主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を取材した。ウクライナ侵攻を続けるロシアに抗議して米国代表団らが一時退席するなど異例の展開をたどり、「G20崩壊論」が強まっている。

 しかし、私は会議を通じて国際社会の連帯に向けた希望も感じた。複雑な国際情勢下でも各国が外交努力を重ね、何とか状況を好転させようという意志が見えたからだ。その象徴が会議終了後、議長国インドネシアのスリ・ムルヤニ・インドラワティ財務相の名前で発表された「総括文書」だ。侵攻を「戦争」と位置付け「人道危機に深い懸念がある」とロシアを強く非難した。

 多様な国が参加する国際会議でメッセージを発し続けることは、ウクライナ侵攻をやめようとしないロシアに対する強い圧力となる。今回の総括文書は、ロシアや支援国が参加する会議であっても、国際社会が「非人道的行為を認めない」との正論を示せることを証明したと言える。

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【ウクライナ侵攻】

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