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「皇室タブー」小説、なぜ黙殺? 森達也さん「あまりにいびつ」

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上皇、上皇后両陛下を主人公にした小説「千代田区一番一号のラビリンス」を刊行した映画監督の森達也さん=2019年11月8日、東京都港区で喜屋武真之介撮影
上皇、上皇后両陛下を主人公にした小説「千代田区一番一号のラビリンス」を刊行した映画監督の森達也さん=2019年11月8日、東京都港区で喜屋武真之介撮影

 世に「菊タブー」なる言葉がある。天皇や天皇制について踏み込んで発言することを避ける空気、とでも言おうか。そのタブーの沼にはまりかけているのがドキュメンタリー監督の森達也さん。3月に出した小説の主人公は退位前の上皇、上皇后両陛下である。だが、いくつもの出版社に断られ続け、やっと刊行されたかと思えば、メディアからほぼ黙殺されているのだ。【吉井理記】

上皇、上皇后ご夫妻が実名で

 小説は「千代田区一番一号のラビリンス」(現代書館)。皇居の所在地がタイトルになった。3月に出版され、重版もされたが、…

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