念願の歩道橋、「リサイクル品」で 工期短縮 四日市の市道

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21日から利用が始まる「リサイクル歩道橋」=四日市市笹川で2022年5月18日午後1時44分、松本宣良撮影
21日から利用が始まる「リサイクル歩道橋」=四日市市笹川で2022年5月18日午後1時44分、松本宣良撮影

 三重県四日市市笹川の笹川団地内を南北に走る市道にらせん状の階段が付いた歩道橋が架かり、21日から利用が始まる。市道の東西に分かれていた小学校2校が3年前に1校に統廃合され、地元から登下校で市道を横断することになった児童の安全向上のため設置を求める要望が出ていた。念願の歩道橋は津市内でお役ご免になった施設を長さや形状を変えずに補修した“リサイクル品”。新たな場所で再び、地域の交通安全に寄与する。

 この歩道橋は1973年、三重大学に近い、津市江戸橋の国道23号に架設された。河川改修に伴う取り付け道路の変更で2018年にやむなく撤去され、国交省三重河川国道事務所が県内の自治体に再利用を打診していた。

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