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沖縄県南城市で15~17世紀ごろのものとみられるヨーロッパ由来の人骨が見つかったことで、9年ほど前に県内で発見されたある出土品に再び注目が集まっている。うるま市にある世界遺産「勝連城(かつれんじょう)跡」の14~15世紀の地層から出てきたローマ帝国のものとみられる古い銅貨だ。種子島(鹿児島県)に漂着した船に乗っていたポルトガル人により鉄砲が日本に伝えられたのが1543年。それよりも前に沖縄にはローマ帝国のコインがもたらされていた。
うるま市教育委員会の2016年9月の発表によると、13年度の調査で勝連城跡から小さな円形の金属製品が10点見つかった。専門家による分析の結果、ローマ字やアラビア文字、人物像が確認された5枚のうち4枚が3~4世紀のローマ帝国時代の銅貨(直径1・6~2センチ、重さ1・5~3・6グラム)とみられることが分かり、うち2枚は14~15世紀と推測される地層から出土した。また、5枚のうち1枚はオスマン帝国の銅…
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