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知床観光船事故

2022年4月23日、知床半島沖で観光船が沈没。乗客乗員計26人のうち14人が死亡、12人が行方不明に。

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「かけがえのない人」 /北海道

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献花台には亡くなった方や行方不明者へのメッセージが貼られていた=北海道斜里町で2022年4月30日、貝塚太一撮影
献花台には亡くなった方や行方不明者へのメッセージが貼られていた=北海道斜里町で2022年4月30日、貝塚太一撮影

 4月23日に知床半島沖で観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が沈没した事故を取材する中、乗客の遺族から話を聞いた。初めて会った時は「また後で電話を下さい」と気丈に振る舞っているように見えたが、男性に電話を掛けると「本当にあの日から、毎日がつらくて、つらくて…」と声を絞り出した。数日間は「話す気分になれない」と言われた。私も、無理に聞くことはしなかった。

 「親友のような息子だった」。ある日、電話を掛けると、突然、話してくれた。「ホッケが大好きで『おいしい、おいしい』と言って食べていた姿が直近の息子の記憶です。仕事も順調で『大きな仕事を任された』なんて言うから、うれしい気持ちを抑えて『頑張れよ』と一言だけ伝えて……」

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【知床観光船事故】

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