特集

新型コロナウイルス

新型コロナウイルスのニュース、国内での感染状況を報告します。

特集一覧

病床逼迫防いだ高齢者施設への往診チーム 成否のカギは

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷

 新型コロナウイルスの感染拡大の第6波では、病床が逼迫(ひっぱく)して高齢者施設内で療養を余儀なくされた人の死亡が相次いだ。施設でのクラスター(感染者集団)や重症化の抑制で効果を上げたとして、医師や看護師が往診する取り組みが注目されている。いち早く取り組んだ東京都の公的病院の一つ「多摩北部医療センター」(東村山市)の事例から成否のカギを探った。

 今年1月上旬、センターには、市内の高齢者施設から数人単位の入院要請が相次いでいた。同じ施設内で発生した職員や入所者によるクラスターの兆しだった。院内で協議した結果、1月中旬から要請を受けた施設を往診する医療チームを継続的に派遣していく取り組みを始めた。

 院内での診療ではなく周辺施設での往診に踏み切ったのは、クラスターで病床が逼迫することへの強い危機感があったからだ。昨年の第5波では、130床あるコロナ専用病床の9割超が患者で埋まった。入院患者の中には無症状の人もいたが、本来治療や呼吸管理が必要な中等症の患者のベッドを確保できず、入院を断ったケースもあった。

 第6波で主流となったオミクロン株は、それ…

この記事は有料記事です。

残り1545文字(全文2021文字)

【新型コロナウイルス】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る
この記事の筆者
すべて見る

ニュース特集