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インターネット上で振り込みができる「インターネットバンキング」の口座を勝手に開設され悪用される被害が4月、福井県内で相次いだ。「保険料の払い戻しがある」などと言って暗証番号や口座番号を電話で聞き出し、被害者の銀行口座にひも付けたネット上の口座を開設。本人になりすまし、他口座に送金する手口だ。県内での被害の認知は初めてで、県警は「銀行員や自治体職員が暗証番号を尋ねることはない。他人に絶対に教えないでほしい」と注意を呼びかけている。【国本ようこ】
県警によると、福井県内では4月上旬~中旬、3件計約2100万円の被害が発生。このうち60代男性は、市職員を名乗る男から「介護保険料の還付金があります。使っている銀行の口座番号や暗証番号を教えてほしい」と電話があり、情報を伝えたところ、口座にあった預金のほぼ全額にあたる約1900万円を複数の金融機関に送金された。
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