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南砺(なんと)市にある世界遺産の五箇山(ごかやま)・相倉(あいのくら)合掌造り集落に住んでいます。10年前、結婚を機に高岡市から移ってきました。豪雪に耐えられるよう三角形のかやぶき屋根を備えた合掌造りの家屋で、4人の家族と楽しく暮らしています。
ここは日本の中でも特に四季が美しく感じられる場所だと思います。今は集落を囲む緑が素晴らしく、落ち込んだ時も散歩をすればたちまち気持ちが晴れます。見晴らしが良く、彩雲などの珍しい現象も見かけます。
集落には昔からの屋号が残り、住民は下の名前で呼び合います。だから、うっかり名字を忘れてしまうことがあります。
集落は観光地にもなっており、民宿もあります。冬場は「行けるでしょうか」という問い合わせをよく受けますが、立山黒部アルペンルートのように冬季閉鎖にはなりません。年中無休でお待ちしています。=南砺市、世界遺産相倉合掌造り集落保存財団職員、中島仁司さん(42)
家にも味にもこだわり
富山県民は勤勉で真面目な人が多いと言われます。安定志向が強いからか持ち家率が高く、過去には全国調査で1位になりました。「家を持ったら一人前」と言われますので、20代で結婚し、すぐにマイホームを建てる人が少なくありません。
立派な家に見えるよう広さやつくりなどにこだわります。敷地も広いので、その中に子供が新しい家を建てて住むなんてこともあります。
富山の名物と言えば、真っ黒なスープが特徴の「ブラックラーメン」と、駅弁でもおなじみの「ますずし」です。いずれも店によって味が違うので、たいていの県民にはお気に入りの店があります。富山の人は、こだわるところにはこだわるのです。=高岡市、ランニングショップ店長、藤森暁さん(46)