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宇宙食に愛を込めて=永山悦子

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国際宇宙ステーションで福井県立若狭高校の生徒たちが開発した「宇宙日本食」のサバ缶を開く野口聡一・宇宙飛行士=野口さんの動画投稿サイト・ユーチューブより
国際宇宙ステーションで福井県立若狭高校の生徒たちが開発した「宇宙日本食」のサバ缶を開く野口聡一・宇宙飛行士=野口さんの動画投稿サイト・ユーチューブより

 米航空宇宙局(NASA)によると、世界で初めて宇宙で食事をしたのは、1961年に人類初の宇宙飛行に成功したソ連のガガーリンだ。地球一周の間に、牛肉のペーストとチョコレートソースをアルミのチューブから食べた。

 ただし、当時の宇宙食はソ連製も米国製もまずく、不評だった。それから約60年、改良を重ね、今では国際宇宙ステーション(ISS)でレタスを育てたり、果物が届けられたりするなど、バラエティー豊かになった。最近は、各国独自の宇宙食もある。

 「宇宙日本食」も2007年に登場し、ラーメンやカレーなど48種類が認証を受けている。

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