- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

船舶は自動車と異なり、航行不能となれば、すぐさま転覆や沈没の恐れがある危険な状況に追い込まれる。これまで報道されてきた運航会社「知床遊覧船」の安全管理のずさんさを見ていると、人命を預かる意識があまりに薄かったと言わざるを得ない。
海上保安庁が業務上過失致死容疑で捜査に当たり、運航管理者の桂田精一社長の刑事責任を問う声も上がっている。海難事故では実際に操船していなかった関係者が罪に問われることはめったにない。しかし、沈没した観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」の出航判断に桂田社長が関わっていたとなれば、立件される可能性が出てくる。
桂田社長が、天候が悪化し海が荒れるという天気予報をどれだけ把握していたかは定かではないが、予報内容を認識していた場合は、出航をやめさせなかった過失が問われる。予報を知らなかったとしても、運航管理者として予報を把握し、出航させない義務があったとされることも考えられる。
この記事は有料記事です。
残り366文字(全文767文字)
時系列で見る
-
識者に聞く/3 監査体制の見直しを 向殿政男・明大名誉教授 /北海道
88日前 -
24日にも船体を引き揚げ 事故原因究明へ 知床観光船事故
88日前 -
斜里町長「1カ月は区切りではない」 知床観光船事故、観光に打撃も
88日前 -
知床観光船事故、船体のつり上げ作業が完了 海保が発表
89日前動画あり -
「早く全員が家族のもとに」 知床観光船事故1カ月、漁師ら悼む
89日前 -
港のレンタカーに旅行ガイド 悲劇、心に重く 知床観光船事故
89日前 -
船体つり上げへ、ダイバーの降下始まる 知床観光船事故
89日前 -
観光船事故 乗客家族に寄り添う 道弁連などが無料相談会 /北海道
89日前 -
悲劇、心に重くのしかかる /北海道
89日前 -
識者に聞く/2 出航判断、立件の焦点に 海事補佐人・山本剛也弁護士 /北海道
89日前 -
「知床岬へ」母子はカズワンに乗り換えた 証言でたどる観光船事故
89日前 -
複雑な風・潮、捜索阻む 「まるで床の粒探すよう」 観光船事故
89日前図解あり -
観光船社長、説明会から消えた 資料なし・無回答…嘆く乗客家族
89日前深掘り -
乗客知人、消えぬ喪失感 「納得して乗ったのか」知床観光船事故
89日前深掘り -
欠けていた「確実なチェック」 知床観光船事故 監査・検査の穴
89日前深掘り -
知床・観光船事故 家族に寄り添い続ける 斜里町職員、200人総出で /北海道
90日前 -
船の安全対策「地域ルール」実現できるか 現行は全国一律基準
90日前 -
国後島の遺体 もう1人はまだ身分特定されず 知床観光船事故
91日前 -
国後島で発見 2人目遺体は不明の甲板員か 近くに日本の身分証
91日前