戦争は過去でなく今の問題 「足利爆撃の記憶」29日上映 「百頭空襲」証人らのインタビュー主軸に /栃木

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「足利爆撃の記憶」の一場面。右画面はインタビューに答える生前の三田剛さん=光山さん提供
「足利爆撃の記憶」の一場面。右画面はインタビューに答える生前の三田剛さん=光山さん提供

 太平洋戦争末期、33人が犠牲になった「百頭空襲」の証人として犠牲者の慰霊と事実の継承活動を続け、昨年10月に92歳で亡くなった足利市の三田剛さんらのインタビューを主軸に構成した映像作品「足利爆撃の記憶」が29日、同市民プラザ小ホールで開かれる「第23回足利平和展」で上映される。【太田穣】

 制作は、茨城県古河市の小学校教諭で、現代美術家の光山明さん(54)。「戦争の時代を知る一般の人々の姿を作品にしたい」と同展実行委員会の秋田清代表(60)らに協力を求め、昨夏、三田さんや空襲の遺族、空襲と同じ日に隣接する群馬県邑楽町で起きた米軍のB29爆撃機の墜落事故、太田市の旧中島飛行機地下工場について調査や保存活動をしている地元関係者らを取材した。

 インタビューを主軸にしながら、爆撃跡に水が溜まった「爆弾池」やピンナップガールを機体にペイントしていた墜落機にまつわる逸話を象徴する男女を登場させ、芸術家ならではの視点で市井の戦争を描いた。二つの画面を構成した作品で、上映時間は24分。

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