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<いたこん>
初夏は1年で一番たくさんのイモムシ、ケムシに出会える季節です。いろいろなイモムシに出会えて楽しいですが、多くの人にとっては、いきなり木から糸を垂らして降りてくるイモムシは恐怖の存在のようです。でもなぜ、あんなにたくさんのイモムシが木からぶら下がっているのでしょうか。もちろん、私たちを驚かすためではありません。実は、イモムシにはたいへんな試練が待ち構えているのです。
柔らかい若葉をもりもりと食べて、すくすく育った栄養たっぷりのイモムシを狙うのは、子育て真っ最中の野鳥です。捕らえたイモムシを口にくわえ、次から次へと巣に運びます。他にも、肉食のカメムシやハチ、クモの仲間などもイモムシが大好物です。さらには、寄生バチから、身体に卵を産み付けられてしまうこともあり、イモムシの周りは天敵だらけです。
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