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来日中のバイデン米大統領は23日、東京都内で開かれた岸田文雄首相との共同記者会見で、台湾防衛のために軍事的に関与する意思があると明言した。米政府は、台湾防衛義務を意図的に明確にしない「あいまい戦略」をとっているが、バイデン氏は2021年にも台湾の防衛義務に2度言及しており、中国をけん制するために意図的に発言を強めている可能性がある。
バイデン氏は会見で「有事には台湾の防衛に軍事的に関与する意思があるか」との質問に「ある(Yes)」と答えた。記者が「意思があるのか」と確認すると、「我々が約束した責務だ」と答えた。中国が台湾を領土とみなすことに異を唱えない歴代米政権の「一つの中国」政策には「同意している」としつつも、「力による(台湾の)奪取は適切ではない。地域全体を混乱させ、ウクライナで起きたこと以上の負担になる」と強調した。
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