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日本周辺の安全保障環境が厳しさを増しています。政治や経済、外交など、日本の針路を考えます。

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5Gや半導体の供給網強化 日米豪印、経済面でも対中連携

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クアッド首脳会議に臨む(左から)アルバニージー豪首相、バイデン米大統領、岸田文雄首相、モディ印首相=首相官邸で2022年5月24日午前10時32分、幾島健太郎撮影
クアッド首脳会議に臨む(左から)アルバニージー豪首相、バイデン米大統領、岸田文雄首相、モディ印首相=首相官邸で2022年5月24日午前10時32分、幾島健太郎撮影

 24日に開かれた日本、米国、オーストラリア、インド4カ国による協力枠組み「クアッド」首脳会議では、次世代通信規格「5G」や半導体など先端技術分野での連携を強化することで一致した。先端技術で存在感を強める中国への依存度が高まることは、安全保障上の脅威になりうるとの立場から、4カ国のサプライチェーン(供給網)を強化して対抗する。

 軍事や技術力で台頭する中国に対しては、経済面でも各国が警戒感を強めている。米国が中国の通信機器メーカーや半導体製造大手に輸出規制をかけているほか、日本は今月、電力やガスなど基幹インフラに問題のある部品が使われていないかを審査する経済安全保障推進法を成立させた。ただ、1国での対応には限界があるため、4カ国で連携して先端技術の研究開発や供給網の確立などに取り組む。

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