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「点毎は心の窓だった」 全盲の言語学者が語る点字の魅力

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点字の講座を受講する学生に囲まれ、笑顔を見せる堀越喜晴さん(中央左)=埼玉県新座市の立教大新座キャンパスで2022年4月26日、竹内紀臣撮影
点字の講座を受講する学生に囲まれ、笑顔を見せる堀越喜晴さん(中央左)=埼玉県新座市の立教大新座キャンパスで2022年4月26日、竹内紀臣撮影

 毎日新聞社が発行する日本唯一の週刊点字新聞「点字毎日」(点毎)が5月、創刊100年を迎えた。愛読者で、2011年から約8年間100回にわたり点毎にエッセーを連載した全盲の言語学者、堀越喜晴さん(65)=長野市=に、点字の魅力や点毎に今後さらに期待することなどについて聞いた。【聞き手・桐野耕一】

 ――立教大などで講師として点字を学生に教えていますが、点字の魅力は何ですか。

 ◆最近、言語コミュニケーションの新たなスキルとして点字を学ぶ講座を設ける大学が増えてきました。点字は漢字や仮名交じりの墨字(すみじ=活字)と異なり、完全な表音文字。文節の間に区切りとして空白を入れないと、意味が分かりません。単語や言葉の区切りに気を使い、音にこだわることで同じ単語を繰り返して使いたくないとの思いも強くなります。「点字を学んでから、微細な言葉の使い方に悩んだり、深く考えたりするよう…

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