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山口県阿武町の誤給付を巡り同町の無職、田口翔容疑者(24)が電子計算機使用詐欺容疑で逮捕された事件で、花田憲彦町長は24日、町役場で記者会見し、誤給付した4630万円のうち約4299万円を「法的に確保できた」と述べ、9割超の回収に成功したと明らかにした。田口容疑者は、誤給付分の大半をオンライン決済代行業者3社に振り込み「ネット(オンライン)カジノで全て使った」などと説明していたが、これらの3社から町の口座への入金を確認した。
記者会見に同席した町の代理人弁護士によると、町は4月27日、田口容疑者が振り込んだ2銀行の計3口座を差し押さえる仮処分を申し立てた。5月13日には犯罪収益移転防止法に基づき、両銀行に対して容疑者からの振り込みを「疑わしい取引」として金融庁に届け出るよう要請。逮捕翌日の19日にも町が3社に対して債権の差し押さえ・取り立て手続きを進めた結果、20日に3社から町の口座に返還があり、最終的に計4299万…
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