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ロシアのウクライナ侵攻に伴う資源高による電気料金の高騰や、3月に電力需給が逼迫(ひっぱく)したことを受け、原子力発電所の再稼働を急ぐべきだとの声が目立ち始めた。ただ、忘れてはならない。原子力発電の長期停滞は、2011年の東京電力福島第1原発事故を招いた政治や行政、業界への不信こそが原因だ。原子力に復活の道があるとすれば、すべての関係者が「変わった」という事実を証明して、失った信頼を取り戻す以外にない。安直な活用論は日本のエネルギー政策だけでなく、原子力のためにもならない。
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