- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

三菱電機が25日公表した検査不正を巡る3回目の調査報告書では、7割の拠点で不正が横行していたことが明らかになった。管理職の関与も判明し、調査委員会は「不正を行うことが当たり前になり、惰性のように続けていた」と批判。品質管理の手続きを軽んじる姿勢が改めて浮き彫りになった。調査はまだ続いており、信頼回復の時期はまったく見通せない。
「多くの皆様に多大なるご迷惑をかけ、改めて心からおわびする。調査に全面協力し、品質不適切行為の全容解明に向けて総力を挙げて取り組みたい」。25日に東京都内の本社で記者会見した漆間啓社長はこう述べて陳謝した。一方、記者から不正の発覚が広範囲に及んだ事態について問われると、「大変申し訳ない。真摯(しんし)に受け止めたい」と返すのが精いっぱいだった。
この記事は有料記事です。
残り975文字(全文1314文字)