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サッカーW杯・カタール2022

サッカー・ワールドカップカタール大会が11月21日に開幕。日本はスペイン・ドイツと同じ1次リーグE組に。

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サッカーは誰のもの? 紛争下で問われるFIFAとカタールW杯

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ベン・メイブリーさん=本人提供
ベン・メイブリーさん=本人提供

 サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は11月21日の開幕まで半年を切った。ロシアによるウクライナ侵攻は収束が見通せず、世界的なメガイベントは緊迫した国際情勢下で開かれる可能性がある。紛争とサッカーはどのような関係にあるのか。異例の大会開催を前に、英国出身のサッカーコメンテーター、ベン・メイブリーさん(39)に話を聞いた。

   ◇

 ロシア軍によるウクライナ侵攻は英国出身者として人ごとではなく、ショックが大きかった。サッカー界の動きは早く、イングランドのプレミアリーグにはウクライナ選手が所属するクラブもあり、全20クラブが反戦を訴えるメッセージを出した。

 英国ではフットボールが社会に深く根付いている。発祥の地である責任を自覚し、ここ30年は社会的な課題などと向き合ってきた。例えば、スタジアムの内外で暴徒化するフーリガンや、ピッチ上でもたびたび表面化する人種差別の根絶を図ってきた。

 サッカーはみんなのものだ。性別、人種、国籍などに関わらず、誰もが平等に楽しめるようメッセージを積極的に発信する。最近ではジェンダーや性的少数者(LGBTQなど)に対する課題にも取り組む。英国を含めて欧州サッカー界がウクライナ侵攻に対して、強いメッセージを伝えるのは自然の流れだった。

 一方、今回のウクライナ侵攻に関して、国際サッカー連盟(FIFA)によるリーダーシップは感じ取…

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