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知床観光船事故

2022年4月23日、知床半島沖で観光船が沈没。乗客乗員計26人のうち14人が死亡、12人が行方不明に。

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知床観光船事故

識者に聞く/5止 周囲も悲しみ理解して グリーフケア専門 高橋聡美・中央大客員研究員 /北海道

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オンラインで取材に応じる中央大の高橋聡美客員研究員
オンラインで取材に応じる中央大の高橋聡美客員研究員

 今回の事故は運航会社に過失があった可能性があり、防げたように感じられる。このようなケースで家族を失った人はグリーフ(悲しみ)だけでなく、加害者に対する怒り、憎しみが加わる。ネガティブな感情が大きくなり、自分への嫌悪感を持つ人もいる。

 すでに亡くなったことが判明している人々の家族は、グリーフと向き合いながら、生活の再構築を進めることもできる。一方、行方不明となったままの人の家族や関係者は、その人が生きているのか、亡くなっているのか分からない曖昧な状態に置かれ、なかなか前に進めないというストレスが加わる恐れがある。

 どちらの場合も、さまざまな感情が湧き起こり、涙が出ることは当たり前のことだ。その人が異常なのではなく、巻き込まれた状況が異常なのだから。本人だけでなく、周囲もそのことを理解する必要がある。

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