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広島・長崎原爆

1945年8月、広島・長崎へ原爆が投下されました。体験者が高齢化するなか、継承が課題になっています。

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背中の傷で訴えた核廃絶 英記者と谷口稜曄さんの足跡、映画に

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映画「長崎の郵便配達」のワンシーン。谷口さん(中央)と肩を組むタウンゼンドさん(右)=ⓒThe Postman from Nagasaki Film Partners
映画「長崎の郵便配達」のワンシーン。谷口さん(中央)と肩を組むタウンゼンドさん(右)=ⓒThe Postman from Nagasaki Film Partners

 長崎で郵便配達中に被爆した谷口稜曄(すみてる)さん(2017年に88歳で死去)と、谷口さんを取材した英国人ジャーナリストの足跡をたどるドキュメンタリー映画「長崎の郵便配達」の完成報告会が25日、長崎市であった。川瀬美香監督は「体験を引き継いでいく次世代に愛される映画になってほしい」と語った。

映画「長崎の郵便配達」完成報告会

 谷口さんを1982年に取材したジャーナリストのピーター・タウンゼンドさん(95年に80歳で死去)は元英空軍大佐で、映画「ローマの休日」のモチーフになったとされる。タウンゼンドさんは84年に谷口さんを描いた「ナガサキの郵便配達」を出版。映画では、タウンゼンドさんの娘で女優のイザベルさんが長崎の街を歩きながら、「なぜ、父は谷口さんの体験をつづったのか」をたどり、追体験する。

 谷口さんは16歳の時に長崎の爆心地から約1・8キロで被爆し、背中全面を焼かれるなど瀕死(ひんし)の重傷を負った。日本原水爆被害者団体協議会の代表委員を務め、赤くただれた自らの背中の写真を掲げながら体験を証言するなど生涯をかけて核兵器廃絶を訴えた。

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【広島・長崎原爆】

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