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なぜ多い? サッカー・J1で引き分けが急増中

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【福岡-鳥栖】0-0で引き分けた試合で競り合う鳥栖の岩崎悠人(左)と福岡のジョルディ・クルークス=ベスト電器スタジアムで2022年4月1日、平川義之撮影
【福岡-鳥栖】0-0で引き分けた試合で競り合う鳥栖の岩崎悠人(左)と福岡のジョルディ・クルークス=ベスト電器スタジアムで2022年4月1日、平川義之撮影

 スポーツの世界は勝ち負けがつきものだが、今季のサッカー・J1はこの定説から外れているようだ。引き分けが例年より1割も多く、全体の3分の1以上を占める。J1での連続引き分け記録も相次いで誕生した。

 「引き分けが増えるのではないか」と考えられたのは2021年シーズンだった。20年は新型コロナウイルスの影響で長期中断などが生じ、J2への「降格なし」という特別ルールが導入され、翌シーズンを見据えた若手起用など大胆なチャレンジができた。一方、例年より2チーム多い20チームで争った21年は下位4チームが降格することから、少しでも勝ち点を積み上げるため、手堅い試合が増えるとみていた監督は少なくなかった。

 結果的に20年の引き分けは306試合中22・2%の68試合で前年から微減、21年は380試合中24・7%の94試合で微増だったが、変動は小さかった。

 ところが今季は5月25日終了時で134試合中35・8%の48試合と大幅に増えている。中でもサガン鳥栖は0―0のスコアレスドロー5試合を含め、15試合中9試合が引き分けだ。北海道コンサドーレ札幌は開幕から6試合連続で引き分け。開幕から3試合、引き分けだったアビスパ福岡は昨季終盤の4試合を含めてJ1最長の7連続引き分け記録を作り、浦和レッズも4月2日からの7連続で最長タイとなった。

 なぜ増えたのか。福岡の長谷部茂利監督は「ルール変更」に注目する。20、21年はコロナ下での選手の身体的な負担を考慮し、季節を問わず前後半1回ずつ「飲水タイム」が設けられたが、今季は気温や湿度など一定条件を満たした時のみに導入する「コロナ前」に戻った。ここ2シーズンは…

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