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Photo 芸術に国境はない、はずだから

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チャリティー公演に向けてレッスンに励む中林恭子さん。鏡を見ながら感情表現を磨く
チャリティー公演に向けてレッスンに励む中林恭子さん。鏡を見ながら感情表現を磨く

 「ロシアにも、ウクライナにも感謝の気持ちがある。とにかく戦争をやめてほしい」。かつてロシアの国立バレエアカデミーに留学し、現在ウクライナのバレエ団に所属する中林恭子(のりこ)さん(22)は、ロシアの侵攻で日本への帰国を余儀なくされた。新型コロナウイルス感染拡大による活動休止後、新天地でようやくつかんだチャンスだったが、わずか5カ月で中断した。恩人や友人のいる両国の間で紛争が続く現実に直面し、ダンサーの心は揺れている。

 兵庫県宝塚市出身。3歳から近所のバレエ教室に通った。人前に出るのは得意ではなかったが、バレエを踊るのが楽しく舞台の上では積極的になれた。17歳からロシアへ2年間留学し、歴史や語学も学び、バレエ一色の日々を送った。2019年10月からはオーディションに合格したポーランドのバレエ団で、プロダンサーとしての生活が始まった。ところが入団して約5カ月後、新型コロナの感染拡大で街はロックダウン。8カ月ほど、…

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