草津・老上中で出前授業 戦争、人ごとではない 体験者の証言動画や資料に触れ /滋賀

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
大津市に投下された原子爆弾の模擬爆弾について説明する上田さん=草津市矢橋町の市立老上中で2022年5月25日午後0時22分、礒野健一撮影
大津市に投下された原子爆弾の模擬爆弾について説明する上田さん=草津市矢橋町の市立老上中で2022年5月25日午後0時22分、礒野健一撮影

 草津市立老上中(矢橋町)の3年生204人が、県平和祈念館(東近江市下中野町)の職員を講師とする出前授業「戦争と滋賀県」を受けた。生徒たちは県内の戦争体験者の証言動画を見たり、同館が保管する戦争資料を手に取ったりし、「戦争は絶対にしてはいけない」との思いを強くしていた。【礒野健一】

 同中は毎年、修学旅行先の沖縄で戦跡を巡り、戦争と平和について考える授業を続けてきた。しかし今年は新型コロナウイルスの影響で沖縄への修学旅行が中止となり、代わりに出前授業を受けることにした。

 授業では、同館の上田智史主査(50)が、「滋賀からは延べ約9万人が戦地に向かい、うち3万2592人が戦死した」と説明。14歳から志願兵になれたことや、女性も看護師として出征したことを、当時の写真を示しながら解説した。特攻隊に志願して戦死した草津市の若者の遺族の話や、沖縄戦に従軍して生き延びた元県庁職員の証言、長崎に投下された原子爆弾の模擬爆弾が大津市に落とされた話などを、生徒たちは真剣な表情で聞…

この記事は有料記事です。

残り403文字(全文839文字)

あわせて読みたい

ニュース特集