「セックス&バイオレンス」大石劇場さく裂か 24年大河を大予想

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2024年大河ドラマ「光る君へ」に主演する吉高由里子さん(左)と脚本を担当する大石静さん
2024年大河ドラマ「光る君へ」に主演する吉高由里子さん(左)と脚本を担当する大石静さん

 仰天発言だった。2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」の制作発表記者会見。脚本を担当する大石静さんが「セックス&バイオレンスを描きたい」と宣言したのだ。大河でそんな過激な……と思ったが、なんだか期待が高まる。舞台は平安時代。主人公は「源氏物語」の作者・紫式部で吉高由里子さんが演じる。どんなドラマになるのか。少し気が早いが、時代劇研究家でコラムニストのペリー荻野さんに「大予想」してもらった。【稲垣衆史】

「キャリアウーマン」の戦い

 制作発表を聞き、荻野さんは「挑戦的で面白い作品になるのは間違いない」と直感した。理由の一つが脚本だ。「ラブストーリーの名手」と呼ばれる大石さんが手掛ける。特に10年にNHKで放送された連ドラ「セカンドバージン」では、危険な不倫の恋愛を描き社会現象になった。

 制作発表で大石さんは「まだ1行も書いていない」としながら、こう言い放った。「(大きな)戦がないこの(平安)時代、男のエネルギーは女に向かっていったのではないか。驚くようなセックス&バイオレンスを描きたい」と。これに対し、荻野さんは「中宮を巡る男たちの争い、女性たちの嫉妬の嵐……愛憎乱舞の『大石ワールド』が展開されるでしょう」とみる。

 紫式部は下級貴族ながら学者の父の影響で高い教養を身に付けたとされる。年上の夫との間に子どもを授かるが、夫はすぐに他界。その頃、書き始めたのが源氏物語だった。評判を聞いた最高権力者・藤原道長の依頼で長女の中宮・彰子に仕える。

 「今で言えばシングルマザーです。当時では…

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