なおみのチームを離れ、カナダの男子選手のトレーナーに
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2020年6月から女子テニスの大坂なおみ選手(24)の専属トレーナーを務めていた中村豊さん(49)。大坂選手のチームを離れ、5月から男子世界ランキング15位のデニス・シャポバロフ選手(23)=カナダ=に同行している。男女のツアーの違いなどを聞いた。【聞き手・長野宏美】
2年前、世界中のアスリートが集まるIMGアカデミー(米フロリダ州)に勤めていた時、そこで練習していたシャポバロフのトレーニングをすることもありました。5月から彼のチームに加わり、まずヨーロッパのクレーコートの大会に同行しました。
全仏オープンの前哨戦にあたるイタリア国際では、「クレーの王者」と呼ばれるスペインのラファエル・ナダル(35)に勝ってベスト8に入りました。全仏オープンは勝ち進んだら合流する予定でしたが、残念ながら初戦で敗退しました。
男女のツアーの違いは男子の方が約1カ月シーズンが長く、出場大会数もその分、男子は多くなります。練習の仕方でも男女の違いがあります。女子シングルスのトップ選手は男性のヒッティングパートナーと練習することが多く、ツアー中の行動もコーチやトレーナーを含めたチームで動くことがほとんどです。
一方、男子はヒッティングパートナーをつけず、選手同士で練習することが多いです。大会中に、誰と練習するか相手を探し、息の合った人と「ダブルスを組もうか」という流れになることもあります。男子の方が選手同士の距離が近い感じですね。
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