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今回はコレ! はるき悦巳『じゃりン子チエ』 みさき公園跡(大阪府岬町) 下町の少女の心、射抜いた海

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『じゃりン子チエ』Ⓒはるき悦巳/双葉社(双葉文庫)
『じゃりン子チエ』Ⓒはるき悦巳/双葉社(双葉文庫)

 双葉社の漫画誌「漫画アクション」で1978~97年に連載された、はるき悦巳さんの「じゃりン子チエ」。故・高畑勲さん(35~2018年)が手がけた劇場版とテレビ版のアニメーション作品がある。

 家業のホルモン焼き屋を切り盛りする小学5年生の少女チエと、ケンカばかりで働かない父のテツを中心とした物語。大阪市西成区がモデルとされる下町での日々が活写されるが、まれに地域外へ繰り出すことがある。印象深いのが、アニメ版でも描かれた原作2巻「同居予行演習の巻」。別居中の母、ヨシ江が家に戻るきっかけになる回だ。家族3人の日帰り旅行で、原作の行き先は京都の金閣寺。アニメ版では「ニコニコゆうえんち」へ向かう。

 5月初旬、アニメ版の軌跡をたどった。関西じゃりン子チエ研究会の菊地馨さん(53)によると、3人が待ち合わせた駅のモデルは大阪・ミナミにある南海電鉄難波駅だと考えられる。そこから同じように急行電車に乗り、原作に出てくる西萩駅のモデルとされる萩ノ茶屋駅を通過。次の停車駅の天下茶屋駅で、路線は二手に分かれる。今回の行き先、みさき公園跡(2020年閉園、大阪府岬町)は南海本線。一方、高野線を進むと、さや…

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