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スポーツの世界は勝ち負けがつきものだが、今季のサッカー・J1はこの定説から外れているようだ。引き分けが例年より1割も多く、全体の3分の1以上を占める。J1での連続引き分け記録も相次いで誕生した。
「引き分けが増えるのではないか」と考えられたのは2021年シーズンだった。20年は新型コロナウイルスの影響で長期中断などが生じ、J2への「降格なし」という特別ルールが導入され、翌シーズンを見据えた若手起用など大胆なチャレンジができた。一方、例年より2チーム多い20チームで争った21年は下位4チームが降格することから、少しでも勝ち点を積み上げるため、手堅い試合が増えるとみていた監督は少なくなかった。
結果的に20年の引き分けは306試合中22・2%の68試合で前年から微減、21年は380試合中24・7%の94試合で微増だった。
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