なぜ北朝鮮メディアはミサイル発射を伝えないのか?飛び交う諸説

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金正恩朝鮮労働党総書記が視察した新型戦術誘導兵器の試射。日時は不明。朝鮮中央通信が2022年4月17日報じた=朝鮮中央通信・朝鮮通信
金正恩朝鮮労働党総書記が視察した新型戦術誘導兵器の試射。日時は不明。朝鮮中央通信が2022年4月17日報じた=朝鮮中央通信・朝鮮通信

 今年に入りミサイル発射を繰り返している北朝鮮。5月も4回にわたり発射しているが、北朝鮮の国営メディアは一切、発射を伝える報道をしていない。以前は発射翌日に映像や画像とともに大々的に報じることが多かった北朝鮮の「沈黙」の原因について、日本では諸説飛び交っている。

 北朝鮮メディアが最後にミサイル発射を報じたのは4月17日。朝鮮中央通信は、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が「新型戦術誘導兵器」の試験発射を視察したと伝えた。韓国軍合同参謀本部はこの日、北朝鮮が16日に飛翔(ひしょう)体2発を発射したと発表した。北朝鮮はその後、5月4、7、12、25日の4回にわたりミサイルを発射しているが、北朝鮮メディアは沈黙を貫いている。

 発射が失敗したと見られる場合や、…

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